明陽集団が独自開発した単体容量が世界最大規模の浮体式洋上風力発電プラットフォーム「OceanX 明陽天成号」がこのほど、据え付けを完了した。人民網が伝えた。
2基の8.3メガワット(MW)洋上風力発電機を搭載した浮体式風力発電プラットフォームは、総発電容量が16.6MWに達し、水深35メートル以上の海域で使用できる。
同プラットフォームのブレードは最高219メートルに達し、空中最大幅は約369メートルとなっている。風力発電プラットフォーム全体の総排水量は約1万5000トンで、全体の曳航設計喫水は5.5メートルとなる。計算によると、同プラットフォームは稼働後、年間平均約5400万キロワット時(kWh)の発電が可能で、3人家族3万世帯分の年間消費電力を満たす。
プラットフォームの2本のタワーはV字型に並んでおり、受風面積5万2000平方メートル以上で、標準的なサッカーコート7面分に相当する。風力発電機が始動すると、2つのブレードが反対方向に回転し、対向回転によりブレードの中間エリアの風速が上がり、空気運動エネルギーから生み出される電気エネルギーも増える。これにより、同じ受風面積の単体の大型風力発電機の発電量を4.29%上回る。