成都理工大学行星科学国際研究センターの龐潤連副研究員のチームがこのほど、無人月探査機「嫦娥5号」が月から持ち帰ったサンプル3点に対する研究許可を取得した。川観新聞が伝えた。
サンプル3点の内訳は、月土壌粉末(重さ17ミリグラム)1点および月土壌(重さ50ミリグラム)2点。今回のサンプルを使い、衝撃高圧鉱物と衝突蒸発の凝結効果に関する研究を予定している。
今回の研究は、論文の答弁審査と同様の形式で実施される。国家航天局はこれまで7回にわたり「嫦娥5号」月土壌サンプルの研究用試料を配付しており、その総量は85.48グラムに上る。成都理工大学行星科学国際研究センターが「嫦娥5号」月土壌サンプルの研究許可を取得したのは今回で3回目。