中国北京市の自動運転モデルエリアでは、王偉さん(39)が、自動運転テスト車両のセンサーを検査していた。王さんの仕事は、自動運転車や自動運転機能に必要なLiDAR、ミリ波レーダー、カメラなどのセンサーやハードウェアをメンテンナンスすることだ。また、ソフトウェア・ハードウェアのアップデートなども行う。新華社が伝えた。
中国人的資源・社会保障部(省)がこのほど発表した19の「新職業」と29の「新職種」には、自動車業界関連の職業や職種も多く含まれていた。
専門的設備や工具、測定器、計器を使って、スマートコネクテッドカーや道路の設置、テスト、調整、状態モニタリング、メンテンナンス、修理などを担う王さんの仕事にも「スマートコネクテッドカー運用保守スタッフ」という名称が付けられた。
2010年に北京に来た王さんは、ドローン関連企業で回路基板の溶接や手作業でのワイヤーハーネス制作といった業務に従事するようになり、仕事をしながら自動運転や自動飛行に対する理解を次第に深めていった。その流れで自動運転の分野にも触れるようになったという。
そんな王さんは2019年に、自動運転技術の開発を手がけるスタートアップ企業「小馬智行」に入社し、第一線のエンジニアとして働き始めた。「後から付けられた設備は全て、自分たちでメンテンナンスしなければならない。例えば、トランクやワイヤーハーネスなどは定期的に検査や交換を行う必要がある。また、車の上に設置されているセンサーやカメラなども非常に重要だ」と説明した。
中国人的資源・社会保障部が「新職業」を発表した後、業務内容に変化は生じていないが、王さんは「自分の仕事が社会に認められ、さらに上を目指すためのステップができ、その上限もさらに高くなった気がする」と充実感を抱くようになったという。そして、「将来は自動運転車のテストエンジニアになりたい。業界がレベルアップするにつれて、成長の可能性も大きくなった」と希望を語った。
