人工知能(AI)応用の爆発的増加に伴い、生成AIに関連する中国の求人市場も非常に活発になっている。データを見ると、今年第1四半期(1~3月)に、生成AI関連職種の求人が前年同期比300%以上増加した。高収入が生成AI関連職種の爆発的人気の要因となっている。紅星新聞が伝えた。
大手AIソフトウェア企業によると、AI関連職種は長期にわたり売り手市場が続いている。求人のあるポジションはコンピューティングや半導体設計から、モデルトレーニングや商用化まで、産業チェーン全体に及ぶという。
求人プラットフォーム責任者の戴科彬さんは「プラットフォーム全体でいえば、伸び率が60%に達した職種は目覚ましい動きと見なされるが、生成AI関連職種は前年同期比の伸びが320%を超えている」と述べた。
収入と将来性の高さにより、生成AI分野には職を求めるたくさんの人が押し寄せている。新興の業界であることから、他の業界から移って来た人も多い。
別の求人プラットフォームでブランドマーケティングセンターの責任者を務める把冉さんは「生成AI関連職種の平均年収は40万元(1元=約22円、約880万円)以上に達し、自然言語処理(NLP)の専門家や画像処理アルゴリズムのエンジニアなどは年収が50万元(約1100万円)を上回る」と説明した。