中国北京経済技術開発区を24時間巡回する無人パトロールカーにこのほど、大気質のリアルタイムモニタリング機能が追加された。北京日報が伝えた。
今年初め、中国で初めて公道テストを承認された無人パトロールカーが公道を走行した。同車両は既存の衛星リモートセンシングモニタリングや走行モニタリングなどと相互補完し、24時間ノンストップ運転を行っている。今回、同車両に機能が追加されたことで、吸入性粒子状物質や微小粒子状物質、窒素酸化物、オゾンなどの気体汚染物など計8つのパラメータについてリアルタイムでモニタリングできるようになった。
スマートコネクテッドカーは人工知能(AI)やクラウドコンピューティング、ビッグデータなどの自動車分野における応用の重要な担い手だ。無人パトロールカーは360度マルチセンサー融合感知が可能で、検出範囲は120メートルに達する。北京市内の企業が独自開発したコンピューティングプラットフォームは1秒当たりの演算回数が254兆回に達しており、これにより同車両は道路状況にリアルタイムで対応し、走行の安全を確保している。
