グローバル・エネルギー・インターコネクション発展協力機構(GEIDCO)はこのほど、世界の電力発展指数報告書を発表した。報告書は世界各国の電力発展の現状や将来の傾向を全面的に評価し、各国の政府・エネルギー企業に対して科学的意思決定の根拠を提供する。科技日報が伝えた。
報告書は6大陸から100カ国を選び、指数計算・評価を行った。選ばれた国の電力消費は世界の97%以上を占める。地域別に見ると、欧州は電力発展の総合得点が最も高く、アフリカが相対的に低かった。
報告書は供給保障、消費サービス、グリーン・低炭素、技術イノベーションの4カテゴリから、世界の各地域および主要国の電力発展水準を評価。100カ国の電力発展総合指数と各カテゴリの指数計算と順位付けを行った。中国の電力発展指数の総合得点は90.8点で、アジア34カ国の電力発展指数ランキングでトップとなり、世界全体では7位だった。
報告書によると、世界の電力発展は過去10年間で、特に再生可能エネルギー分野で大きく進展した。2023年末現在、世界の再生可能エネルギー発電量が発電量全体に占める割合は30%に達した。うち風力・太陽光発電の伸び率が最も高く、年平均12%以上となっている。