中国湖北省人民政府弁公庁はこのほど「湖北省の未来産業の発展加速実施案(2024~26年)」を打ち出した。破壊的技術と先端技術により未来産業を生み出し、新たな質の生産力を育成・発展させ、発展の新たな原動力を強化し、経済・社会の発展を牽引する未来のエンジンを構築する。科技日報が伝えた。
同案は、湖北省が26年までに未来産業の技術イノベーションや企業育成、産業発展、受け入れ主体建設などで画期的な進展を遂げ、独創的で破壊的な技術100件の研究開発を主導し、100社の科学技術リーディング企業およびイノベーション型リーディング企業を発展・成長させ、10カ所の未来産業科学技術パークおよび未来産業先導エリアを建設し、未来産業の全体規模を1000億元(1元=約21円)にすると打ち出している。
同案によると、湖北省は未来製造、未来情報、未来材料、未来エネルギー、未来宇宙、未来健康の6つの未来産業を重点的に発展させる。「未来技術学院-未来産業科学技術パーク-未来産業先導エリア」を受け入れ主体とし、未来産業のエコシステムを構築し、全国的な影響力を持つ未来産業発展の先進地を建設する。
同省には未来産業を発展させるための一定の基盤がある。スマート製造の工作機械制御システムを例にすると、華中数控をはじめとする国産デジタル制御システムの大手企業が、華中8型ハイエンドデジタル制御システムの研究開発に成功した。同システムは重点分野の5軸データ制御システム製品パッケージに用いられ、複数の重要機能指標で世界の先端レベルに達している。