中国人的資源・社会保障部(省)はこのほど、クラウドネットワーク運営・メンテナンス技術者や生成AI(人工知能)システム技術者、ユーザー数増加運営技術者、ライブ配信者など19の新職業と、ライブ配信採用担当者など28の新職種を「国家職業分類大典」に追加したと発表した。新華社が伝えた。
今回発表された19の新職業のうち、「新たな質の生産力」と密接な関連があるものは半数を上回った。例えば、最先端技術を追求するデジタル・スマート関連の新職業としては、生成AIシステム応用者、スマートコネクテッドカー検査員、スマート製造システム運営・メンテナンス技術者、インダストリアルインターネット運営・メンテナンス技術者などがある。デジタル経済が生み出した新職業としては、ライブ配信者やユーザー数増加運営技術者などがある。
グリーン・環境配慮型であることが、多くの新職業の共通項になっている。「分類大典」に追加された職業のうち、環境配慮型の職業は134種あり、全体の8%を占めた。今回追加された新職業の中には、経済のトランスフォーメーションとグリーン・低炭素発展という新たなニーズに基づくものが少なくない。たとえば、従来の製鉄法と異なる水素直接還元製鉄の技術者、新興産業の発展ニーズに応えるエネルギー貯蔵システム利用発電所の運営・メンテナンス管理者や電力品質管理者などがある。
職業が新たに増えたことは、社会発展における新たな活力を示している。文化クリエイティブグッズ企画・運営技術者や口腔衛生技師、スキー巡視救助員などの新職業、生活サービス体験担当者、高齢者入浴介助担当者、レジャー・キャンプ用地管理者などの新職種は、いずれも人々の生活ニーズの多様化と新たな変化を反映するものとなっている。
画像は人民網日本語版(CCTV提供)より