中国重慶市でこのほど、災害をもたらす降水数値モデル・人工知能(AI)融合予報重要技術研究重点実験室が発足した。重慶日報が伝えた。
同実験室は、重慶市気象局、中国気象局地球システム数値予報センター、国防科技大学気象海洋学院、華為(ファーウェイ)クラウドコンピューティング技術有限公司が共同で設立したもので、中国工程院院士(アカデミー会員)を含む13人の著名専門家による学術委員会が設置されている。
同実験室は発足後、災害をもたらす降水に関するマルチソース大気観測資料の同化技術研究やアンサンブル予測技術とその応用研究など、重要なコア技術の研究に取り組む。災害をもたらす降水の数値予報能力を高め、気象や水文、被災対象の情報、災害の脅威にさらされている人々の基本情報などを含む気象災害総合リスクの基礎データバンクを構築する。