中国石油天然気集団(中国石油)によると、中国最大の石油・ガス田である中国石油長慶油田の生産量が原油換算で10億トンを突破した。すべて原油に換算すると西湖80個分に相当する。科技日報が伝えた。
今回の成果は長慶油田が2020年に6000万トンクラス超大型石油・ガス田を完成させたことに続く新たなマイルストーンとなった。
長慶油田があるオルドス盆地には、世界の典型的な「三低」(低浸透性、低圧力、低豊度)の石油・ガス資源が埋蔵されており、層の緻密さは「砥石」のようになっており、探査・開発の難易度は世界でも稀なほど高い。
開発・建設から50年以上にわたり、力を尽くした結果、独自の探査・開発技術体制が形成された。かつては「採掘の価値がない限界油田」と言われたが、現在は中国で生産量が最大の大型石油・ガス田になった。