中国広東省深圳市の建設現場では、10台のスマート溶接ロボットが同時に溶接作業を行っている。科技日報が伝えた。
鉄骨構造の建築物の施工において、溶接はプロジェクトの品質に関わる非常に重要な工程だ。溶接工の技能と経験に影響され、品質が不安定になることも多い。
中建五局Cタワープロジェクトチーフエンジニアの単宏偉氏は「われわれのプロジェクトで使用している溶接ロボットは、高精度のラインレーザーセンサーを搭載している。溶接の開先を自動で識別でき、誤差を1ミリ以内に制御でき、溶接の接点が非常にきちんとしている」と述べた。
今回投入されたフレキシブル溶接ロボットは、中建鋼構が研究開発した。ロボット投入後の作業効率は約30%向上し、1回での合格率は99.5%に達した。また、従来の溶接技術と比べ、約20%の省エネ・排出削減が可能になった。
プロジェクトは現在、15台の溶接・錆取りロボットを投入している。これらのロボットは主に約7000トンの鉄骨部材の現場で溶接作業を行っており、プロジェクトの柱部材の約90%を占める。