2024年10月01日-10月04日
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2024西太平洋国際航海科学調査隊が深圳に戻る

2024年10月02日

 2024西太平洋国際航海科学調査隊が9月26日、中国広東省深圳市に戻った。新華社が伝えた。

 8月10日に青島を出航してから、中国および海外の科学調査隊員60人と有人潜水艇「蛟竜号」を載せた有人潜水艇支援母船「深海1号」は、西太平洋マゼラン海山チェーンで18回の有人深海潜水ミッションを行った。最大潜水深度は5600メートルだった。調査隊はまた、30カ所以上の調査エリアで海洋環境や生物多様性の定常調査を実施した。深海生物や海水、堆積物などのサンプルを採取するとともに、1000キロ以上のマルチビーム測線を行い、海底の地形と水深の状況を確認した。

 航海首席科学者で国家深海拠点管理センター副主任の許学偉氏は「航海期間中、600点以上の深海生物サンプルを採取した。初期的な分析によると、10種以上の新種が含まれている可能性がある。航海に参加した科学者は今後、サンプルの分子生物学、分類学、生態学などの研究を行い、深海生態系及び環境への理解を深めることになる」と述べた。

 蛟竜号は今回の航海で初めて外国籍科学者を乗せて潜水作業を行った。メキシコやスペイン、カナダなどの8人の外国籍科学者が深海を探索し、深海研究に貴重なサンプル資源と重要データを提供した。

8月18日に潜水作業を完了した「蛟竜号」。

 
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