中国電力企業連合会によると、中国国内の新エネルギー発電設備容量(風力発電、太陽光発電、バイオマス発電を含む)は8月末現在、12億7000万キロワット(kW)で、総発電設備容量の40.7%を占めた。新エネルギーの急速な発展が、非化石エネルギー発電設備容量とその全体に占める割合を持続的に高めており、エネルギーと電力のグリーントランスフォーメーション(GX)の成果が顕著になっている。新華社が伝えた。
同会の楊昆常務副理事長は「中国の非化石エネルギー発電量は8月、社会全体の電力消費量の40%を占めた。前年同月比で534億キロワット時(kWh)増加し、全体の増加分の3分の2を占めた。電源構造のGXに伴い、さらに多くの電力消費需要が非化石エネルギー発電によって満たされるようになっている」と説明した。
第14次五カ年計画(2021~25年)以降、中国の非化石エネルギー発電設備容量は78.5%増加した。全体に占める割合が持続的に向上しており、2020年末の44.8%から24年8月末には56.2%へと向上した。「ダブルカーボン」(CO2排出量ピークアウト・カーボンニュートラル)目標達成の重要な担い手である新型電力システムの建設が持続的に深化し、新エネルギー発電の効率的で安定的な利用を支え、電力の「グリーン属性」をさらに高めている。