中国市場監督管理総局によると、中国で現在有効な国家測定技術規格は2077件に上った。新華社が伝えた。
同局はこのほど、37件の国家測定技術規格を承認、公表した。新たな規格は鉄道交通、医療・ヘルスケア、環境騒音モニタリングなど分野をカバーしており、関連分野の測定技術の行動規範をさらに標準化し、測定サービスの能力と水準を高め、関連分野の質の高い発展を促進する。
現在、産業用ロボットの利用がますます広がり、空間的位置の精度や安定性がコア要件となっており、産業用ロボットとサービス製品の質を左右している。今回発表された「産業用ロボットの校正規格」は、産業用ロボットのオンライン・リアルタイムの稼働状況におけるマルチパラメータの校正の課題を解決するもので、産業用ロボットの技術性能の測定評価における指針となる。
また、鉄道分野の測定技術規格は、鉄道旅客・貨物輸送で重要な役割を果たす。「鉄道機関車車輪直径測定器検査規則」は、車輪直径測定器の検査方法をさらに規範化したもので、機関車の運転の安定性と乗客の快適性を高める。
医療分野の「医療用磁気共鳴画像診断(MRI)システム校正規格」は、医療用MRIシステムの校正方法を規範化し、医療機関がシステム性能の変化や違いを理解し、潜在的な安全リスクや画像品質の問題を速やかに発見できるようにするものとなる。