中国が独自開発した300メガワット(MW)級Fクラス大型ガスタービンが7日、上海自由貿易試験区臨港新エリアで初めて点火に成功した。新華社が伝えた。
ガスタービンはガス作動温度に応じて、Eクラス(ガス作動温度約1200℃)、Fクラス(約1400℃)、G/Hクラス(約1500℃)、Jクラス(約1600℃)に分かれており、Fクラスは現在稼働中の主流機種となっている。
今回点火に成功したタービンの技術指標は世界で主流のFクラス大型ガスタービンにほぼ相当する。
ガスタービン点火試験は完成機の試験・検証段階における最初の重要試験で、完成機の設計・製造の有効性を検証し、システムの機能的完全性をテストし、完成機の全面検証に向けた基礎を固めることにある。今回の点火は、2月の1号機試作機組立完了に続く重要な成果で、開発プロジェクトが完成機試験・検証段階に入ったことを示している。