中国工業・情報化部(省)の趙志国チーフエンジニアは、このほど鄭州市で開かれた2024中国計算能力大会で、「中国国内で使用中の計算能力センターのラック総数は830万標準ラックで、全体的な計算能力は246EFLOPS(EFLOPSは浮動小数点演算を1秒間に100京回行うことを示す単位)に達し、世界トップクラスになっている」と述べた。新華社が伝えた。
計算能力はデジタル経済発展の基盤だ。関係部門は近年、一連の措置を打ち出し、計算能力の総合供給能力の向上を図っており、工業や教育、医療、エネルギーなどの分野における計算能力応用プロジェクトは1万3000件を超える。
趙氏は「工業・情報化部は計画・設計を強化し、東部および西部地域の計算能力の効率的な相互補完と協同・連携を促進していく。多元的配置メカニズムを改善し、人工知能などの新興産業向けに発展計画を策定し、複数のスマート計算センターを設置する。また、相互接続メカニズムを改善し、全国一体化計算能力体制を構築する」と述べた。
技術イノベーションと産業イノベーションの一体化では、先端半導体チップやアーキテクチャデザイン、大規模モデルアルゴリズムなど、基礎ソフト・ハードウェア技術のブレイクスルーを促進し、計算能力による新型工業化の活性化を加速させる。