中国国家エネルギー集団によると、中国が独自の知的財産権を持つ石炭直接液化第2世代技術プロジェクトが8日、新疆ウイグル自治区ハミ(哈密)市で着工した。中央テレビニュースが伝えた。
プロジェクト稼働後、年間400万トンの石炭液化製品が生産できる。内訳は石炭直接液化生産ラインの年間生産量が320万トンで、石炭間接液化生産ラインが80万トンとなる。
石炭液化には直接液化と間接液化の2種類の方法がある。2008年には世界初の100万トン級石炭直接液化商用工場が内モンゴル自治区オルドス市に完成し、稼働した。同技術はオルドスでの応用成功後、製造プロセスの最適化や設備改良などを経て、中国初の第2世代直接液化技術プロセスを形成し、今回着工した年間400万トンの石炭液化プロジェクトで応用されている。
国家エネルギー集団哈密エネルギー化工公司の施工プロジェクト責任者は「プロジェクトの第1段階は2027年末に完成し、稼働する予定だ。完成後は直接雇用を5500人分、間接雇用を約3万人分創出でき、年間の工業付加価値額314億元(1元=約21円)を実現する」と述べた。
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