長光衛星技術は9日、新型プラットフォーム衛星である「吉林1号」プラットフォーム02A03星の製造を完了した。同衛星は複数のペイロードを搭載可能で、宇宙事業者に貴重なプラットフォーム資源を提供する。中国新聞網が伝えた。
同社は中国初の商業リモートセンシング衛星企業で、「吉林1号」衛星コンステレーションは同社が建設を進めるコアプロジェクトだ。衛星コンステレーションの軌道上を周回中の衛星は現在115基に増加しており、世界最大規模のサブメートル級商業リモートセンシング衛星コンステレーションを完成させ、世界の重要な宇宙リモートセンシング情報源の一つになっている。
「吉林1号」プラットフォーム02A03星は同社が開発した低コスト、高ペイロード容量、高分解能の共有型リモートセンシング衛星で、独自の業務能力を持つ。長光衛星技術によると、このプラットフォーム衛星は、搭載サービスを通じてユーザーと衛星プラットフォームの資源を共有し、衛星の開発コストを分担することで、費用対効果を向上させるという。
同衛星に搭載されたメインペイロードは軽量・小型の光学リモートセンシングカメラで、ユーザーに分解能0.75メートル、幅17キロメートル以上の高分解能リモートセンシング映像を提供できる。また、天智スーパーコンピューティングマイクロシステム、反射型スナップショット圧縮高スペクトルリモートセンシングペイロード、GRID-11Bペイロードも搭載する。
長光衛星技術によると、衛星は今月中に酒泉衛星発射センターから打ち上げられる予定だ。