中国で現在実証されている燃料電池自動車(FCV)の台数が1万5000台に達し、産業規模の発展が続いている。光明網が伝えた。
FCVは搭載した燃料電池で発電し、電動機の動力で走る。1~2時間かけて充電する必要があるEVとは異なり、数分間で燃料電池の燃料を満タンにできる。燃料には通常、水素が使われている。
2021年末、京津冀(北京・天津・河北)、上海、広東、鄭州、河北の5つのFCVモデル都市クラスターが国からの承認を受けた。これらのクラスターのFCV保有台数は現在、計1万5000台で、建設された水素ステーションは150カ所、FCVの水素走行距離は3億キロ以上、1台当たりの最多走行距離は18万キロ、補給された水素は2万トン以上、削減された二酸化炭素排出量は17万トンとなっている。