中国江蘇省蘇州市は、スマートIoV(車のインターネット)分野の全国重点実験室に最大2億元(1元=約21円)の財政支援を提供する。同市で14日に開かれた第6回世界スマート運転大会で明らかになった。新華社が伝えた。
蘇州市政府の関係者によると、スマートIoVの質の高い発展を推進するため、同市はこのほど、一連の政策措置を打ち出した。イノベーションのリーディング企業と先進技術の研究院に対し、3年連続で研究開発費の10%、最大3000万元の補助金を支給する。スマートIoV分野の全国重点実験室には、段階別に最大2億元の支援を提供する。スマートIoVチェーンの強化・補強の合併・再編には、最大1000万元の補助金を支給する。また、スマートIoVの典型的な応用シーンに対し、プロジェクト投資総額の20%に当たる補助金を支給する。
蘇州市はすでに、清華大学自動車研究院など複数の先端科学研究機関を誘致し、100件以上の革新的製品を発表している。また、6種の国際標準を策定しており、スマートカーをベースとした情報交流支援を中核とする産業チェーンエコシステムを構築している。
市内にはスマートIoV関連企業600社以上が集まり、産業規模が600億元を上回っている。総延長595.8キロのスマートIoV道路が完成しており、累計100以上の応用シーンを構築している。