2024年10月15日-10月18日
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中国のハイレベル国際学術誌論文数、世界一を維持

2024年10月18日

 中国科学技術情報研究所はこのほど、「2024年中国科技論文統計報告」を発表した。報告によると、中国は各学科で最も影響力ある学術誌の論文掲載数、ハイレベル国際学術誌の論文掲載数、被引用数で世界一を維持した。人民日報が伝えた。

 いわゆるハイレベル国際学術誌論文とは、世界の各学科を代表する科学技術誌に掲載された論文を指す。世界の各学科を代表する科学技術誌のインパクトファクターと総被引用数はいずれも当該学科全体の上位10%以内を占め、毎年掲載される学術論文やレビュー論文は50本以上となっている。2023年には計384種の国際科学技術誌が世界の各学科を代表する科学技術誌に選ばれ、35万2500本のハイレベル国際学術誌論文を掲載した。筆頭著者と筆頭機関を統計・分析したところ、中国が発表したハイレベル国際学術誌論文は11万8500本で、世界全体の33.6%を占めた。被引用数は81万8900回で、論文の発表数と被引用数はいずれも世界一となった。

「セル」「ネイチャー」「サイエンス」は、世界的な学術的評価の高い科学技術誌だ。この3誌は23年に計5907本の論文を掲載した。うち中国は395本で、22年の4位から2位に浮上した。

 過去約10年間の統計データによると、中国の科学技術者が発表した国際論文の1本当たり被引用数は16.20回で、初めて世界平均(15.76回)を上回った。うち材料科学、エンジニアリング技術、化学、環境・生態学、コンピューター科学、農業科学、数学の7学科で論文の被引用数がトップとなった。

 報告によると、23年に総被引用数で当該学科の上位4分の1に入った中国の学術誌は前年比2種増の計37種で、インパクトファクターが当該学科の上位4分の1に入った学術誌は12種増の149種となった。

 
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