四川沃飛長空科技発展有限公司が開発した電動垂直離着陸機(eVTOL)「AE200」の技術検証機が12日、中国四川省成都市金堂県の成都淮州空港で初飛行を終えた。科技日報が伝えた。
同機はティルトローター技術ロードマップを採用し、電動化、スマート化、垂直離着陸、低騒音、高効率、ゼロエミッションなどの特長を持つ。テスト飛行で同機はティルト角を90度から0度にし、さらに0度から90度にすることで、フルティルト構造の動的飛行状況を余すことなく示した。
「低空経済」(低空域飛行活動による経済形態)は近年、熱気が高まり、成都市は西部低空経済センターを積極的に構築している。同社は今年6月に成都市の関連部門と共に、既存のヘリコプターを使い都市低空有人移動検証飛行を実施した。都市低空移動航路の運用フローを構築した。
成都淮州空港は今後、同空港を中核とする「1+N」全域低空文化観光消費シーンを積極的に推進し、点から面の成都低空飛行ネットワークの高度化を促進する。