2024年10月21日-10月25日
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工業・情報化部「人型ロボットやBMI、6Gなどの新興分野を力強く推進」

2024年10月22日

 中国国務院新聞弁公室は14日の記者会見で、企業への支援拡大の関連状況について説明した。工業・情報化部(省)の王江平副部長が会見に出席し、記者の質問に答えた。

 王氏は「低空産業エコシステム構築を方向性とし、空域資源が優れ応用シーンが豊富な地域で先駆けて試行し、現地の状況に応じて低空マルチシーンの応用実証体制を構築する。また、低空物流、都市・都市間空中交通、低空観光など低空消費新業態の育成を急ぎ、農林業・植物保護、巡回検査、緊急救助などの新モデルを拡大し、経済成長の新たな成長力構築を支援する」と述べた。

 王氏はさらに「当部は未来産業イノベーション発展推進の実施意見を打ち出す計画で、人型ロボット、ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)、6Gなどの新興分野の発展を力強く推進する。同時に企業がスマート製造の『アップグレードバージョン』を構築し、典型的な産業におけるスマート製造技術・応用に焦点を当て、基礎レベル、先進レベル、卓越レベル、リーディングレベルのスマート工場を段階的に育成することを支援する」と強調した。

 ユニコーン企業関連の質問に対して王氏は「中国のユニコーン企業数は近年持続的に増加し、その総合力が大幅に高まり、複数のスーパーユニコーン企業が誕生している。先端製造業、消費・小売、ハイテクなどの分野のユニコーン企業の割合は78%以上を占めた。昨年新たに増えたユニコーン企業のうち過半数が新エネルギー、人工知能(AI)、半導体などのハードテクノロジー分野からだった」と答えた。

 会見によると、中国には現在、専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)中小企業14万1000社、専精特新「小巨人」企業(高い成長性または大きい発展のポテンシャルを持つテクノロジーイノベーション中小企業)1万4600社が存在しており、新型工業化の推進や、新たな質の生産力の発展で重要な役割を担っている。

 
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