中国国家航天局によると、第75回国際宇宙会議(IAC)が14~18日にイタリアのミラノで開かれた。中国の月探査プロジェクト「嫦娥6号」が月の裏側から持ち帰った土壌サンプルが展示され、参加者の注目を集めた。光明日報が伝えた。
同局の李国平チーフエンジニアは「嫦娥5号月サンプル第2弾の国際申請が間もなく始まる。世界の科学者による合同の科学研究を歓迎する」と説明。中国の将来の月・深宇宙探査ミッション計画について紹介し、国際月科学研究ステーション協力に参加するよう呼びかけた。
月探査・宇宙プロジェクトセンターの関鋒主任は、嫦娥6号ミッションの過程と月裏側サンプルの研究の進展状況について説明し「嫦娥6号月サンプルの科学研究を全面的に実施する。早期かつ迅速に成果を上げ、月に対する人類の認識を拡大したい」と述べた。