2024年10月28日-10月31日
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中国の人型ロボット「進化」加速 26年には産業規模200億元超に

2024年10月28日

 人型ロボットは急速な技術発展により、産業応用の将来性が有望視されている。各地で工業製造や医療・健康、サービス業などの人型ロボットの応用が積極的に推進され、産業の転換と高度化が加速している。工業・情報化部(省)賽迪研究院は、政府が誘導し、投資が牽引する中、中国の人型ロボット産業は2024年と25年に急成長を続け、26年には200億元(1元=約21円)規模を超えると予測する。経済日報が伝えた。

 このほど開催された2024年世界ロボット大会で、常州科教城睿爾曼智能科技(江蘇)有限公司(RealMan)が展示した超軽量人型ロボットアームが注目を集めた。同社の人型ロボットアームは、炒め物の調理やジュース作り、衣類の折り畳み、荷物の運搬、書道などをこなす。

 同大会では、深圳逐際動力科技有限公司(LimX Dynamics)も新型の人型ロボット「CL-2」を発表した。このロボットは自由に歩けるだけでなく、階段を上ったり、重い物を運んだりすることができ、障害物への対応力が高く、多様な応用シーンに適応できる。

 深圳市では近年、逐際動力や楽聚機器人(Leju Robotics)に代表される多くの人型ロボット企業が出現した。同市ロボット協会の譚維佳専任秘書長は「整備された製造業とロボットのトータル産業チェーンにより、深圳は国内の人型ロボット企業の集積地に発展した」と語った。

 上海市は、人型ロボット産業の発展を支援する政策パッケージを発表している。これには、総額1000億元の産業投資マザーファンドの創設や、重要な産業チェーンやセグメント分野への投資誘致を目的とした2兆元の投融資与信が含まれる。このほか、物流コストの削減、財政・税制支援の強化、企業サービスの強化など、複数の措置を打ち出している。

 
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