中国山東省にある泰山ではここ数日、登山客が山道で面白い光景を見かけるようになった。なんと、ロボット犬が背中に物を載せて懸命に山道を登っているのだ。中国新聞網が伝えた。
このロボット犬は、泰山文旅集団のゴミ収集・運搬ロボット犬だ。泰山風景区環境衛生清掃部門責任者の馬玉飛さんは「ロボット犬は荷重が120kgになる。1回の充電で4~6時間、山道を登ることができ、通常の速さでの歩行も、高速での走行も可能だ。3日間のテスト結果から、人によるゴミの運搬作業に取って代わることができると判断した」と述べた。
馬さんはまた「多くのネットユーザーが、ロボット犬に仕事を奪われた人はどうなるかと議論している。今回のロボット犬のテストを通じて、泰山の山道の80%はロボット犬による運搬が可能だが、ロボット犬が完全に人の代わりになるわけではないと考えている。たとえばゴミの積み卸し、道路の清掃、トイレの管理維持などは清掃員の日常的な仕事だ。ゴミの収集・運搬だけでなく、他の仕事もある。合理的に仕事を割り振って、適切な人員配置をしていく」と述べた。