第3回北斗大規模応用国際サミットが24日、中国湖南省株洲市で開かれ、「北斗産業発展青書(2024)」が発表された。新華社が伝えた。
青書によると、北斗システムサービスとその関連製品は130以上の国に輸出されている。中国はまた、国際標準の制定に積極的に参加し、北斗衛星測位システム関連の複数の国際標準を発表している。民間航空や捜索救助衛星、海事、移動通信など複数の重要分野で産業発展応用の強固な基盤を築いている。
サミットの展示会場では、北斗高精度測位能力を搭載した車両が自動運転を行っていた。北斗時空間スマートサービスの誘導により、測位精度がセンチメートル級になっている。その横に設置された大型ディスプレイには、この車両の軌跡が表示され、設定されたルートに基づき「8」の字を描くことに成功した。
中国工程院の劉経南院士(アカデミー会員)は、「中国はインフラや現代農業などの面で、多くの国と北斗システムサービス応用の協力を行っている。北斗システムサービスに基づく国際協力は、グローバルサウスの現代化プロセスをサポートできる」と述べた。
青書は「長年の発展を経て、中国の北斗は世界トップレベルの衛星航法システムになった。システムのデザインは先進的で、将来を見据えたものだ。システムは進化を続け、時空間基準ユビキタス配信の基礎をさらに固める」と強調した。