有人宇宙船「神舟19号」乗組員、86件の宇宙科学研究・技術試験を実施へ
2024年10月31日
中国の有人宇宙船「神舟19号」の記者会見が29日、酒泉衛星発射センターで開かれた。同船は30日に打ち上げられた。新華網が伝えた。
「神舟19号」有人飛行を担当する乗組員は蔡旭哲、宋令東、王浩沢の各宇宙飛行士。蔡飛行士が船長を担当する。
神舟19号の乗組員は飛行期間中、『宇宙探査』というテーマで、86件の宇宙科学研究・技術試験を実施する。これには微小重力条件下で成長するタンパク質結晶の構造解析やソフトマターの非平衡ダイナミクスなど、宇宙生命科学、微小重力基礎物理、宇宙材料科学、宇宙医学、宇宙新技術などの分野の研究が含まれる。研究を通じて、基礎理論先端研究や新素材生成、宇宙放射線と無重力による生理効果のメカニズム、低磁場の生物効果、分子メカニズムなど複数の科学的成果を上げることを目指す。
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