今年第1−3四半期(1~9月)における中国の再生可能エネルギー設備容量と発電量は、さらなる増加傾向を示した。中国国内の再生可能エネルギー発電量は前年同期比20.9%増の2兆5100億キロワット時(kWh)で、全発電量の約35.5%を占めた。うち風力と太陽光の発電量は26.3%増の計1兆3490億kWhで、同期間の第三次産業の電力消費量とほぼ同程度で、都市部・農村部世帯の電力消費量を上回った。新華社が伝えた。
これは国家エネルギー局総合司の張星副司長が10月31日に行われた記者会見で明らかにした。張氏は「9月末現在の中国国内の水力発電累計設備容量は4億3000万キロワット(kW)に達した。うち従来型水力発電は3億7500万kWで、揚水発電は5591万kWだった」と述べた。
9月末現在、中国国内で系統接続された風力発電設備容量は前年同期比19.8%増の累計4億8000万kW。内訳は陸上風力発電は4億4000万kWで、洋上風力発電は3910万kWだった。太陽光発電設備容量は48.4%増の7億7000万kWで、集中式が4億3000万kWで、分散式が3億4000万kWとなった。
バイオマス発電の建設と運営状況が安定しつつ前進している。9月末現在、中国国内のバイオマス発電累計設備容量は前年同期比5.4%増の4551万kWで、バイオマス発電量は4.3%増の1538億kWhだった。