中国の有人宇宙船「神舟18号」の帰還モジュールが4日、東風着陸場に無事着陸した。現場の医療監督・医療支援スタッフは葉光富、李聡、李広蘇の各宇宙飛行士の健康状況が良好であることを確認した。人民網が伝えた。
有人宇宙船「神舟19号」の乗組員が10月30日に中国の宇宙ステーションに入ると、2組の乗組員は5日間共に過ごした。6人の宇宙飛行士は物資の整理や引き継ぎ前の確認・チェックなどを共同で実施し、11月1日夜に引き継ぎ式を行った。神舟18号の船長である葉氏は、神舟19号の船長である蔡旭哲飛行士に宇宙ステーションの鍵を渡した。
神舟18号は軌道上にいた190日以上の間、100件以上の科学実験・試験、2回の船外活動、宇宙ステーションでの「宇宙養魚」実験を行い、水や魚卵などの実験サンプルを採取した。神舟18号の帰還に伴い、これらのサンプルも共に地球に戻り、科学者が脊椎動物の宇宙での生態を研究するためのデータを提供する。