2024年11月04日-11月08日
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中国のソフトウェア産業規模、2025年に15兆元へ

2024年11月07日

 中国ソフトウェア業界協会はこのほど、「中国ソフトウェア産業の質の高い発展報告(2024)」を発表した。報告によると、中国のソフトウェア産業は40年以上の蓄積と発展を経て、社会全体の生産性向上を促進する強力なエンジン、そしてデジタル経済発展の重要インフラになっている。人民郵電報が伝えた。

 中国のソフトウェア産業は現在、急発展段階に入っている。ソフトウェア産業は安定した成長傾向を保ち、規模が持続的に拡大している。中国のソフトウェア・情報技術サービス業の売上高は2013年の3兆600億元(1元=約21円)から23年には12兆3200億元に成長した。年平均成長率は16%だった。23年のソフトウェア・情報技術サービス業は、一定規模以上(年売上高2000万元以上)の工業企業が3万8000社以上で、ソフトウェア業務の売上高が12兆3258億元、利益総額は1兆4591億元だった。ソフトウェア業界の売上が中国のGDP(国内総生産)に占める割合は9.8%で、国民経済における支柱としての地位が徐々に際立ってきている。

 報告によると、中国のソフトウェア産業の発展は数多くの新たなチャンスと課題に直面しており、デジタルトランスフォーメーション(DX)市場は発展の大きな可能性を秘めている。今後3~5年でDXは5兆~10兆元の市場需要を生み出し、中国のソフトウェア企業に巨大なビジネスチャンスをもたらす。大規模モデルの幅広い応用は、ソフトウェア業界をより高いレベルに押し上げ、ソフトウェア開発のプロセスをよりスマートでスムーズにし、開発のハードルを効果的に引き下げ、開発の効率を高め、ソフトウェア業界のイノベーションと発展に新たな活力を注入する。オープンソースはソフトウェア技術や産業イノベーションの主導的なパラダイムになる。将来、オープンソース文化の持続的な進化と応用シーンの持続的な拡張に伴い、オープンソースモデルはソフトウェア技術や産業イノベーションにおいてより重要な役割を果たすことになる。

 報告によると、中国のソフトウェア産業は量的変化から質的変化への高度発展期に入った。今後5~10年は、幅広い市場の見通しと大きな発展の可能性があり、ソフトウェア産業の規模も12~15%の複合年間成長率を保つ見込みだ。中国ソフトウェア業界協会の予測によると、25年までに中国のソフトウェア産業は規模が15兆元の大台を突破し、28年には20兆元の大台を突破するという。

 
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