2024年11月11日-11月15日
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「海葵1号」と「海基2号」が自動生産を開始

2024年11月15日

 台風22号が襲来した影響で、円筒型浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)「海葵1号」と深水ジャケット「海基2号」がある流花油田海域の風速が24.5~28.4メートル、波の高さが6メートルに達した。70人以上の海上作業員全員が8日、陸上に退避した。人民日報が伝えた。

 作業員全員が退避した場合、海上油田は正常な稼働を維持できるのだろうか。

 中国海洋石油集団は近年、スマート油田の建設を推進しており、IoT(モノのインターネット)やビッグデータなどのデジタル技術と探査・開発業務を融合させることで、複数の石油・ガス田で「台風生産モード」を完成させ、石油・ガスの安全生産水準や生産効率を高めている。

「台風の目から230キロ、風速35ノット、横揺れ0.7度、縦揺れ0.4度......」。広東省深圳市にある流花油田生産操作・制御センターでは、作業員がディスプレイの生産パラメーターを見つめながら、遠隔操作・制御システムにより240キロ離れた「海葵1号」と「海基2号」を制御し生産を行っていた。

「台風生産モード」に入り、海上作業員が陸上に退避すると、陸上の中央制御システムの「コピー」により海上施設を遠隔制御する。操作信号は衛星によって伝送され、台風期間の生産停止を短くしたり、生産を停止させないようにしている。

 中国海油流花油田作業エリア装備部マネージャーの曽強氏は「海葵1号と海基2号は現在すでにモバイル5Gネットワークの通信カバーを実現している。流花油田は今後、5Gネットワークにより重要設備のスマート診断、人工知能アシスト、スマートセキュリティ管理などのデジタル・スマート化ツールの導入を模索する」と述べた。

 
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