中国海洋石油集団によると、円筒型浮体式生産貯蔵積出設備(FPSO)「海葵1号」と深水ジャケット「海基2号」が同時に稼働することになった。これは中国の超大型石油・ガス設備の建設能力が世界トップレベルに達したことを示している。中央テレビニュースが伝えた。
「海基2号」は油井掘削・生産、生活機能を一体化したもので、全高428メートル、総重量は5万トン以上となる。
「海葵1号」は高さ約90メートル、総重量約3万7000トンで、最大石油貯蔵量は6万トンに達し、毎日約5600トンの原油が処理できる。
これらの設備の所在地である流花油田は1996年3月に生産を開始した中国初の深海油田だ。平均水深は約324メートルで、確認埋蔵量は1億6000万トン以上となっている。同油田は28年間の採掘で、これまでに累計2300万トン以上の深海石油・ガスを供給している。