2024年11月18日-11月22日
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中国、世界主要海溝・海淵8カ所の有人深海潜水調査を完了

2024年11月21日

 14日に開かれた第2回世界超深海海溝生物地質環境国際会議によると、中国の科学者がこれまでに世界主要海溝・海淵8カ所の有人深海潜水科学調査を完了し、海淵・深海の地質、生命、環境科学における重要な発見と調査成果を取得した。新華社が伝えた。

 中国科学院深海科学・工学研究所は2022年、「世界海淵深海潜水探査計画」を発表した。有人潜水船「奮闘者号」を中心に、海淵研究プラットフォームを活用し、複数の国が共同で体系的かつ学際的な総合深海潜水調査を実施した。現在、マリアナ、ヤップ、ケルマデック、ディアマンティナ、ジャワ、千島カムチャツカ、アリューシャンなど8カ所の世界主要海溝・海淵の有人深海潜水科学調査を完了している。

「世界海淵深海潜水探査計画」は海淵の生命の起源、海淵の地質進化、海淵の環境汚染などの問題を重点的に解決するものだ。計画が始まってから中国はニュージーランドなど複数の国との合同調査を完了している。

 超深海海溝は水深6000メートル以上の深海域を指す。世界の海淵は計37カ所で、高圧、低温、暗闇、活発なテクトニクス、多発する地震などの環境的特徴を持つ。

 
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