2024年11月18日-11月22日
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日中韓欧の専門家が6G規格を展望「グローバル協力とAIの推進が必要」

2024年11月21日

 中国IMT-2030(6G)推進チーム、中国通信学会、中国情報通信研究院が共催する2024グローバル6G発展大会がこのほど上海市で開かれ、中国工程院の鄔賀銓院士(アカデミー会員)が「6G端末は多様化し、端末数は携帯端末を遥かに上回る」との見解を述べた。中国新聞網が伝えた。

 大会では、6G-IAのコリン・ウィルコック理事会議長が欧州における6Gの進展について説明し、「6Gの統一規格を設定できる国・地域は現在のところ一つも存在しない。これにはグローバル協力が必要だ」と述べた。

 6Gフォーラムのチャン・チョンヒ実行委員長は「6Gの発展には行政の推進、テクノロジーの発展、需要の促進という3つの推進力がある」と述べた。同氏は韓国の6G研究開発計画を紹介し、6Gの早期商用化に期待を寄せた。

 日本のXGモバイル推進フォーラム(XGMF)の西岡誠治事務局長はリモートで出席し、XGMFが技術開発とビジネス創出という2つの目標に取り組んでいると説明。世界の6Gエコシステムで重要な役割を担い、国際協力の基礎を固める意向を示した。

 中国信息通信研究院の王志勤副院長は「AIと通信の融合は6G発展の全体基調となる。6Gネットワークは接続を超越する特性を持ち、計算、データ、感知、AIをさらに融合させる」と指摘した。

 華為(ファーウェイ)無線の童文CTO(最高技術責任者)は「6GはAIにとって非常に重要なインターフェースだ」と強調した。

 
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