中欧科学技術協力「ドラゴンプログラム」2024年海洋リモートセンシング上級研修コースがこのほど、中国海南省三亜市で開講した。今回のコースは中国と欧州の海洋リモートセンシング分野の著名学者、中国の研究機関や大学のハイレベル受講生を集め、知識の伝承と知恵の交流を通じて、海洋リモートセンシング分野の優れた人材を育成する。新華社が伝えた。
同コースは6日間行われ、中国側8人、欧州側4人の海洋リモートセンシング分野の科学者を講師として招き、海洋リモートセンシング分野の若手学者55人に研修を行う。カリキュラムには、海面塩分濃度や海水色、海面温度、海氷、衛星搭載レーダー海洋リモートセンシング、人工知能海洋リモートセンシングなどが含まれる。研修期間中はポスター展示や見学・訪問などの学術イベントも開催し、さまざまな形で教育を行う。
同プログラムは科学技術部(省)と欧州宇宙機関(ESA)が2004年に開始した地球観測分野で最大規模の共同研究計画だ。中欧双方は同プログラムの持続的な推進により、リモートセンシング研究分野で良好な協力関係を構築し、国際先進レベルの研究成果を上げてきた。