世界のエネルギートランスフォーメーションが加速する中、重要クリーンエネルギーの一つである風力エネルギーの発展が加速している。16日に開かれた洋上風力発電産業チェーン・共同チェーン行動大会によると、中国の洋上風力発電設備容量は今年、4500万キロワット(kW)を突破し、4年連続で世界トップになる見込みだ。中央テレビ網が伝えた。
今年第1~3四半期(1~9月)の洋上風力発電の新規設備容量は247万kWで、累積系統接続容量は3910万kWに達した。今年第3四半期まで、中国の洋上風力発電設備容量は3年連続で世界トップになっており、2~5位の国の系統接続した洋上風力発電の合計を上回っている。
中国の風力タービン生産能力は世界市場の60%を占めている。ブレードは世界市場の64%、ギアボックスは世界市場の80%、発電機は世界市場の73%を占めている。中国の洋上風力発電完成機メーカー6社が世界トップ10に入り、その市場シェアは50%を上回った。
中国電力企業連合会の郝英傑事務局長は「中国の洋上風力発電は近年、産業化が急速に発展している。現在の中国の洋上風力発電機は単体容量が最大20メガワット(MW)級で、累積設備容量は2018年の時点で500万kW未満だったが、今年末には4500万kWを突破し、4年連続で世界1位になる見込みだ」と説明した。
中国は洋上風力発電が豊富で、開発の高いポテンシャルを秘めている。中国の洋上風力総発電設備容量は2030年に2億kWに達し、投資総額は約2兆6000億元(1元=約21円)になると予測される。