2024年11月25日-11月29日
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さまざまな人型ロボットが活躍 市場規模は27億元に

2024年11月26日

 中国北京市海淀区の北京星動紀元科技有限公司が開発した最新型第6世代人型ロボット「星動STAR1」が河西回廊のゴビ砂漠で走行テストに成功し、人と一緒にシルクロードを歩いた。北京青年報が伝えた。

 同社シニアマネージャーの張亮氏によると、「星動STAR1」は甘粛省玉門市の切り立った断崖などを特徴とする丹霞地形でランニングレースに出場。人型ロボットとして初めて屋外のランニング競技に参加し、山地や草地、ゴビ砂漠などの複雑な地形を走り切った。

「星動STAR1」は両腕を振ってバランスを保ち、人間のアスリートのように両足を高く上げて走ることができ、カーブやラストスパートの直線ではスピードを調節しながら動き、レース全体を通じて優れた安定性を保つ。速度は秒速3.6メートルに達する。この技術の背景には、同社が独自開発したオリジナルロボット大規模AIモデルと新しいハードウェアプラットフォームによる力強いサポートがある。

 北京銀河通用機器人有限公司が開発した人型ロボット「GALBOT」も大きな注目を集めている。身長1.73メートルの「GALBOT」は、その長い両腕により、立った状態で2.4メートルの高さまで手を伸ばすことができ、人間よりも広い範囲にまで手が届き、操作することができる。同社製品ディレクターの朱輝氏によると、「GALBOT」は充電して使用することができ、バッテリーが不足すると自動で充電エリアに戻る。薬局やスーパーの商品管理担当者などの業務ができるという。

 2024世界AI大会で発表された「人型ロボット産業研究報告」は、2024年までに中国の人型ロボットの市場規模が27億6000万元(1元=約21円)に達すると予測している。29年には750億元に拡大し、グローバル市場で32.7%のシェアを占める見込みだ。35年には3000億元に達すると期待されている。

 
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