独フランクフルトに本部を置く国際ロボット連盟(IFR)が20日発表したデータによると、中国の製造業におけるロボット導入のペースが持続的に加速している。過去4年で中国の産業用ロボット密度は倍増し、2023年に世界3位となった。中央テレビニュースが伝えた。
ロボット密度とは、稼働中の産業用ロボット数と従業員数の割合で、各国の製造業の自動化水準を調べる有効指標となっている。
IFRが発表した「2024年世界ロボット報告書」によると、世界平均のロボット密度は2023年に再び向上し、従業員1万人当たり162台と7年前の倍以上になった。同年、中国はドイツと日本を追い抜き、世界3位になった。
最新データによると、2023年における世界でロボット密度が最も高い国は韓国で、従業員1万人当たり1012台だった。2位はシンガポールで、1万人当たり770台となった。中国は自動化技術の導入を積極的に推進し、1万人当たり470台となった。中国は2019年にトップ10入りしたばかりだが、4年でその密度を倍にし、世界3位に浮上した。
IFRが9月に発表したデータによると、中国の2023年の産業用ロボット新規設置台数は27万6300台で、世界の51%を占めた。