中国インターネット情報センター(CNNIC)は、このほど開かれた第5回中国インターネット基礎資源大会で、「生成人工知能(AI)応用発展報告(2024年)」を発表した。それによると、2024年6月末現在、中国の生成AI製品のユーザー数は2億3000万人となった。中国新聞網が伝えた。
報告によると、中国では包括的なAI産業体系がほぼ構築され、関連企業が4500社を超え、中核産業の規模は6000億元(1元=約21円)に迫っている。産業チェーンは半導体やアルゴリズム、データなど、上流から下流に至る主要プロセスをカバーしている。
7月末現在、中国で登録が完了して一般の人々にサービスを提供している生成AIサービス大規模モデルは190種類以上に達し、ユーザーに豊富な選択肢と個別体験を提供している。
生成AIと各業界の融合も加速し、音声アシスタントや自動運転車、機械翻訳、医療診断、製造、スマートシティなどが人々の暮らしに浸透している。
報告によると、生成AIは地域的な特徴が明らかで、北京市や上海市、広東省などの地域が産業の牽引役となり、国際競争力を備えた産業クラスターを形成している。11月末現在、登録された生成AI製品のうち、北京市で登録されたものが31.1%を占め、上海市が27.2%、広東省が11.7%となっている。