中国重慶市では国の政策や科学技術の牽引により、バッテリー充電・交換業界により多くの企業が加入し、競争がいっそう激しくなっている。工人日報が伝えた。
重慶悦来ウィンダムホテルの駐車場にある同市初の液冷スーパー充電スタンドがこのほど、稼働した。最速15分で充電が完了し、コーヒーを1杯飲んだ後にフル充電で出発することができる。同市では2025年までに2000カ所以上のスーパー充電スタンドを完成させる予定で、スーパー充電ポールの数は4000本以上になる。
重慶市経済・情報化委員会の王志傑主任は「重慶は現在、産業エコシステムの視点に立ち、充電スタンドやポールなどのハードウェア施設から、技術やネットワークなどのサービスに至るまで、国内トップレベルのスーパー充電都市を構築しているところだ。「スーパー充電+高速充電+便利充電」の充電エコシステムを通じ、「供給、需要、サービス」の3つの面から誘導し、ユーザーに一層便利な充電サービスを多層的に提供する」と述べた。
このほど行われた2024中国自動車バッテリー充電・交換エコシステム大会によると、中国の新エネ車の年間生産台数が1000万台の大台に達した。今年1~10月の充電インフラ増加規模は前年同期比19.8%増の328万8000台で、総保有量は約1200万台となった。
天眼査専業版のデータによると、中国では現在、充電ポール関連企業が約66万社あり、今年に新規登録した企業数は15万8000社以上、創業1~5年の企業が全体の48.9%となっている。
スーパー充電スタンドの増加に伴い、重慶の中心市街地で「1kmスーパー充電圏」の形成が加速している。両江新区を例にすると、現地では136カ所のスーパー充電スタンドが建設され、住宅地、オフィスエリア、工場、商圏の近くに広く分布しており、便利な充電サービスを提供している。
重慶市経済・情報化委員会のデータによると、市内に完成した充電ポールは累計32万本以上で、内訳は公共用が3万6000本、個人用が28万6000本となっている。市内に建設中および完成済みのスーパー充電スタンドは約500カ所、スーパー充電ポールは約800本で、いずれも中国トップクラスとなっている。
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