世界最大規模の単体容量を持つ浮体式風力発電プラットフォーム「明陽天成号」が11日、中国広東省陽江市で稼働した。科技日報が伝えた。
「明陽天成号」は明陽集団が開発したもので、一つの浮体基盤上に8.3メガワットの洋上風力発電機2基を搭載し、総発電設備容量は16.6メガワットとなっており、現在、世界規模最大の浮体式風力発電プラットフォームだ。
「明陽天成号」の2台の風力発電機は並行して設置され、2つの風車は反対方向に回転するよう設計されている。このような設計により、ブレードの中央領域の風速が効果的に向上し、空気の運動エネルギーが電気に変換される効率もそれに伴って増加する。モニタリングデータによれば、「明陽天成号」の2台の風力発電機の発電量は、同等の受風面積を持つ1台の風力発電機より4.29%向上している。
(画像提供:人民網)
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