中国工業・情報化部(省)はこのほど、「『5G+インダストリアルインターネット』5・1・2プロジェクトアップグレード版実施案」を発表し、2027年までに5G工場1万カ所を建設し、20以上の「5G+インダストリアルインターネット」統合応用試験都市を構築することを目標として定めた。中国新聞社が伝えた。
同部情報通信管理局の担当者は実施案について、「現在、中国国内で『5G+インダストリアルインターネット』プロジェクトは1万7000件を超えている。また、産業用5Gモジュールの価格は200元(1元=約22円)まで低下しており、商用化初期と比べて90%のコスト削減が実現した。これにより、産業支援能力が徐々に強化されている。『5G+インダストリアルインターネット』は、電子機器製造や設備製造、鉄鋼、採鉱など10の重点産業で優先的に発展しており、遠隔設備操作やマシンビジョン検査、無人知能巡回検査など20種類の典型的な応用シーンを形成し、700の高水準な5G工場が完成した」と説明した。
実施案では18の重要課題が体系的に計画され、新たな目標が示された。具体的には、2027年までにネットワーク施設、技術製品、統合応用、産業エコシステム、公共サービスの5分野における全面的なレベル向上を果たし、5G工場1万カ所を建設し、20以上の統合応用試験都市を構築する。これにより、「5G+インダストリアルインターネット」の広範囲かつ高次元の革新的発展を促すとしている。