今年2月に中国黒竜江省ハルビン市で開かれる第9回冬季アジア大会において、競技会場や関連施設の改修・建設、テスト大会、本大会のすべての電力供給が100％グリーン電力で賄われることが明らかになった。新華社が伝えた。
同省はグリーン大会開催の理念を堅持し、北京冬季五輪などの大規模国際イベントでのグリーン電力取引の経験を参考に、政策指導や取引ルールのPR・徹底を実施。冬季アジア大会に関連する利用者、電力販売会社、発電企業などを組織し、グリーン電力取引への積極的な参加を促している。
2024年7月に第9回冬季アジア大会の最初のグリーン電力取引が成立して以来、黒竜江電力取引センター有限公司はグリーン電力取引を計11回実施し、累計5676万kWhの電力が取引された。
グリーン電力を安全かつ安定的に全競技会場に供給するため、国網黒竜江電力有限公司は8億元（1元＝約22円）以上を投資して170件の大会関連電力網強化プロジェクトを実施した。これらのプロジェクトは現在すべて稼働しており、100％グリーン電力供給の基盤を築いている。