高速鉄道車両「CR450」、試作車が発表
2025年01月09日
中国国家鉄路集団はこのほど、営業運転速度が世界最速とされる高速鉄道車両「CR450」の試作車両を発表した。中央テレビニュースが伝えた。
CR450は試験速度が時速450キロ、営業運転速度が時速400キロを見込んでいる。
中国の鉄道は現在、時速350キロでの営業運転を実施している。CR450ではさらに50キロもスピードアップすることになる。中国鉄道科学研究院機関車車両研究所の張波所長は「この技術の実現可能性の論証に長い年月を費やした。それにより、合理的なトップレベル技術指標や一部の技術ロードマップを決定した」と振り返った。
その後、鄭万（河南省鄭州市－重慶市万州区）、弥蒙（雲南省弥勒市－雲南省蒙自市）、福廈（福建省福州市－福建省アモイ市）などの高速鉄道で境界条件の模索・試験、そして新技術検証の試験を実施し、この車両の技術ソリューションを決定した後、試作車両の開発に入った。
張氏は「50キロはそれほど大きくないようだが、乗り越えるべき困難は多かった。われわれはより高速かつ安全な運行、そして抵抗軽減とエネルギー消費量の改善、耐震性や騒音制御、スマート化、軽量化に取り組んだ」と語った。
これらの作業は車体をより滑らかにし、空力性能をより高めた。CR450は車両全体の走行抵抗が22％低く、重量が10％低減されている。
（画像提供：人民網）
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