中国北京市は2025年に未来産業を積極的に展開・構築し、投資成長メカニズムを確立し、人型ロボット、商業宇宙飛行、バイオ製造、新素材など20の未来産業を重点的に育成する。中国新聞網が伝えた。
北京市第16期人民代表大会第3回会議が16日に開幕し、同市の殷勇市長が政府活動報告を行った。
報告によると、北京は2024年に先進製造業を強化し、医療機器や新素材などの40の細分化された産業支援策を策定・実施した。医薬品・健康産業は初めて1兆元(1元=約21円)を突破し、北汽、小米(シャオミ)、理想などの重要な完成車プロジェクトが次々と生産を開始し、北京市で新エネ車を前年比約4倍となる約30万台生産した。人工知能(AI)コア産業の規模は3000億元を突破し、集積回路の重要プロジェクトが順調に進行している。未来産業が急速に発展し、ロケットストリートの建設が始まり、世界初の完全電動フルサイズ人型ロボットの二足走行を実現した。
報告によると、北京は25年に未来産業を積極的に展開・構築し、投資成長メカニズムを確立し、人型ロボット、商業宇宙飛行、バイオ製造、新素材など20の未来産業を重点的に育成する。6G実験室や6Gイノベーション産業集積エリアなどのプロジェクトの建設を加速させ、低空技術イノベーション・産業発展パイロットエリアを構築し、新規事業育成拠点機能を改善する。
同紙はさらに、グローバルデジタル経済ベンチマーク都市の建設を加速させる。「光ファイバーの街、10ギガ都市」の建設を加速させ、全市の5Gモバイルネットワークの全面的カバーを推進する。