中国国家エネルギー局によると、2024年末現在の中国国内の発電設備容量は前年同期比14.6%増の約33億5000万キロワット(kW)だった。うち太陽光発電は45.2%増の約8億9000万kW、風力発電は18.0%増の約5億2000万kWとなった。人民日報が伝えた。
風力・太陽光発電設備容量は21年が6億kW、22年が7億kW、23年が10億kWだったが、24年は初めて14億kWを上回った。
中国電力企業連合会によると、24年における中国国内の新規発電導入容量は4億3000万kWで、過去最高を更新した。うち風力・太陽光発電の新規導入容量は計3億6000万kWで、発電の新規導入容量全体の8割以上を占めた。
国家エネルギー局は今年、風力・太陽光発電の開発と利用に注力する。砂漠大型風力・太陽光発電拠点プロジェクトの第2弾・第3弾の建設を積極的に推進するほか、洋上風力発電の発展を加速させ、分散型の太陽光発電と風力発電を積極的に建設し、太陽熱発電の大規模開発を推進する。また、風力・太陽光発電資源調査の試行事業に取り組み、新エネルギーの開発、合理的な利用率、システム調整能力をまとめて管理し、新エネルギーの質の高い消費を促進する。
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