中国では最近、大規模AIモデル分野で活発な動きが見られており、新たなモデルが続々と登場している。中国新聞網が伝えた。
アリババクラウドの大規模モデル「通義(Tongyi)」チームは1月29日、20兆トークンを超える事前トレーニングデータと強力なパフォーマンスを持つ「Qwen2.5-Max」を発表した。
華為(ファーウェイ)も2月5日、「DeepSeek」シリーズの新モデルを昇騰(Ascend)コミュニティで公開。このシリーズはすでに国家スーパーコンピューティングインターネットプラットフォームや百度スマートクラウドなど複数のプラットフォームで利用可能となっている。
平安証券は報告で「中国製大規模AIモデルは、急速な発展により、実用化が加速する見込みだ」との見方を示している。華泰証券は「DeepSeekが投資家による中国テクノロジー企業の技術ポテンシャル再評価を推進する可能性がある」と指摘。中信証券は「2025年はAIなどの新技術や新たなビジネスモデルの発展により、中国のA株市場はテーマ別投資が盛んになり、新興産業が急成長する可能性がある」と予測している。
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