中国が独自開発した第3世代超伝導量子コンピューター「本源悟空」の世界からのアクセス数が2000万回を突破したことが14日、安徽省量子計算工学研究センターへの取材で分かった。科技日報が伝えた。
「本源悟空」はすでに139の国・地域をカバーしている。海外ユーザーのうち、米国やロシア、日本、カナダなどの国におけるユーザーのアクティブ度が高く、米国のユーザーによるアクセス数は常に海外アクセス数の1位を維持している。
「本源悟空」は本源量子計算科技(合肥)の研究チームが独自開発したもので、72ビットの独自超伝導量子チップ「悟空芯」を搭載し、量子ビット数やコヒーレンス時間などの重要指標で国際先進レベルに達している。ハードウェアからソフトウェアに至るチェーン全体の独自化を実現しており、現在中国で極めて先進的なプログラミング可能かつ納品可能な超伝導量子コンピューターとされる。
2024年1月6日のリリースから現在まで、「本源悟空」は33万9000件以上の量子コンピューティングタスクを完了しており、流体力学、金融、バイオ医薬など複数の業界分野をカバーしている。また「本源悟空」の独自量子計算能力の海外輸出も実現している。
(画像提供:人民網)