中国北京市発展・改革委員会は18日、同市が今年、グリーン技術発明特許件数で前年比約10%増を目指すことを明らかにした。中国新聞網が伝えた。
同委員会が発表した「北京市国際グリーン経済ベンチマーク都市建設を加速させる2025年の重点事項」(以下「重点事項」)によると、北京市は水素エネルギーや新型エネルギー貯蔵、合成生物学などにおける技術イノベーションセンター、産業イノベーションセンター、生産検証試験プラットフォームの建設を支援する。また、グリーン・低炭素テクノロジーイノベーションに焦点を当て、市レベルのグリーン・低炭素先進技術モデルプロジェクトを実施し、先進的かつ応用可能な科学技術成果の実用化と産業化の推進を加速させる。
「重点事項」によると、北京市は先進エネルギー産業の発展に注力し、合成生物学製造産業を積極的に育成する。北京市先進エネルギー産業発展実施計画を作成し、未来科学城「エネルギーバレー」、中関村科学城水素エネルギー・エネルギー貯蔵産業パーク、房山新型エネルギー貯蔵モデル産業パーク、水素エネルギー産業低炭素パーク、大興国際水素エネルギーモデルエリアの建設を支援する。また、昌平中関村合成生物学製造産業集積区と合成生物学イノベーションセンターの建設も支援する。
北京市はまた、スマートコネクテッド新エネルギー車産業の発展を牽引する。新エネルギー車の普及と生産をさらに加速させ、エネルギー補給インフラのサービス能力を全面的に向上させ、スーパー充電スタンドを1000カ所完成させるとともに、ハイレベル自動運転モデルエリア4.0段階の建設を推進する。